月組 中日公演「あかねさす紫の花」「REVUE OF DREAMS」

2022年10月6日

また、行ってきました。私はこの公演を観るのは今日が最後です。
B席だったので舞台が遠く、ショーの客席降りにいたっては全く見えませんでしたが、センター近くだったので舞台全体を見渡すことが出来、意外と見やすかったです。
後、今日は誰か来ていたんでしょうかね?
2階前列の方々がしきりと下を見ていたし、1階前方の方々も後ろを気にしてたようですが、B席からは1階席がほとんど見えないので確認できませんでした。

あかねさす~は全体的によくなってました!初日辺りに観た時より明らかに違う。
きりやんの中大兄が特にしっかりしてきて、アサコさんの大海人との対立の場面も緊張感がただよい、お芝居にメリハリが付いた感じです。
初日近くでは中大兄が弱かったため、大海人だけが空回りしてるような印象だったのよ。

2番手のきりやんが強くしっかりした演技でぶつかって行くようになったことで、アサコさんの大海人もさらに感情のこもった熱い演技になってます。
額田への熱い気持ちと兄への尊敬の念と反発心など、ビンビン伝わってきました。
それから16歳の大海人がすごくかわいいの♪

きりやんの中大兄は政治に関わるようになってから特に額田王女を心の支えとして求めていることをはっきりと感じさせました。弟の大海人の気持ちも十分分かっているのだが、額田を失えば自分自身をも見失なってしまうと恐れているようにも感じられました。
若い頃の中大兄のはつらつさと政治に関わるようになってからの表情の差もよかったです。

かなみちゃんの額田王女も大分肩の力が抜けて、いい感じ。15歳の額田のかわいらしさは最初からありましたが、今回は成人後の中大兄が惚れるのも納得がいくくらいの女の色気も十分感じさせてくれました。

えりさんの鎌足は初日辺りではあまり感情を表に出さない鉄火面的な演技でしたが、今日は主人である中大兄の勝手な行動への怒り、鏡女王に対する哀れみの気持ちと、このことが政治への影響するを心配して悩む人間らしい表情がよかったです。

ここからは前回の報告で触れなかった人たちについても書いてみます。

中大兄と大海人の母である斉明天皇を演じてらっしゃる専科の京美紗さんは母親としての思い、中大兄の弟の妃を奪い取るという自分勝手な行動を憂い悲しむ気持ちがさらに分かりやすく、ストレートに伝わってきました。

彩星りおんさんの元気がよくはつらつとした大友皇子と美翔かずきさんの秀才だけどはかなげな有間皇子が対照的でいいですね。有間皇子は本当にその辺でパッタリ倒れちゃいそうなくらいな雰囲気でした(笑)
二人ともやはり初日の頃はまだ役に気持ちがついていってないようでしたが、今は大分余裕が出てきたようですね。

天比古の妻(?)小月の夢咲ねねちゃんは、なんか万葉の世界に江戸時代の芸者が紛れ込んじゃったような感じ(笑)う~ん、ちょっとなぁ・・・

ショーの方は皆ノリノリでこちらも熱いステージ魅せてくれましたよ!
今日は客席降りはぜんぜん見えないなぁなんて思ってたんだけど、今日のアサコさんの客席降りは下手から降りて少し行ってステージに戻り、上手も少しだけでステージにいる方が長いパターンだったので2階席に人にとってはよかったですね。宇宙の場面の客席から登場するのはどっちにしても見れなかったけど。
きりやんは今日は結構2階に目線くれることが多かったです♪
アメリカンドリームの場面ではノリノリで掛け声や短いアドリブ(上着や帽子を受け取って「サンキュ~♪」とか娘役さんを追って「待って!」とか)入れまくってました。
ひろみちゃんとめおちゃんも大分慣れて余裕が出てきた感じ。
越乃リュウさんは相変わらず存在感ありますなぁ。ステキです(笑)

初日から比べると本当によくなっていて驚きました。今日は観に行ってよかったです!
千秋楽まで残りわずかですが、月組の皆さんが一人も体調を崩したりせず、最後まで楽しんで帰られますように。

観劇感想

Posted by どな