今日はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』を観に刈谷市総合センターアイリスに行ってきました。
ここの大ホールは初めてだったのですが、1階席も1列ずつ階段状に設計されているので前の人の頭が邪魔になることもなくとても観やすいし、音の響きも良かったです。
名古屋まで出るより刈谷のほうが家から近いので、仕事終わってからでも行きやすい♪
この作品の宝塚版は好きだったので2年前に初めて東宝版も観たんですが、スマホやらメールやら出てくる演出にちょっとげんなりしてしまったんですよね。
今年上演すると発表があった時に観るか迷ったんですけど、大ファンの春野寿美礼さんのお名前を見つけて観ることにしました。
それで今日観たわけですが、ノリのいい楽曲や「エメ」の美しいメロディーはやっぱり好きだなぁというのと、今回はスマホやらメールやらの設定もこれはこれでありかな、と思えました。2年前とまた少し演出が変わっていたせいもあるかもしれません。
今日の役替わりはロミオ:大野拓朗さん、ジュリエット:葵わかなさん、ベンヴォーリオ:木村達成さん、マーキューシオ:平間壮一さん、ティボルト:渡辺大輔さん。
それではまたメインキャストの皆さんの感想を書いていこうと思います。
ロミオ役の大野拓朗さん。
2年前は見られなかったので大野くんのロミオ楽しみにしてました。
1幕でジュリエットと出会った後、ジュリエットに会いに行った時のロミオがワンコみたいでかわいかった(笑)
お目目キラキラのとってもピュアなロミオが、マーキューシオを殺されティボルトを刺してしまって以降の変わりっぷりがなんだかとても哀れ。捨てられてボロボロになった子犬みたい。
安定感のある演技、歌もすごく良かったですよ(*^^*)
宝塚月組版で観た明日海りおさんのロミオと雰囲気がちょっと似てた気がします。
ジュリエット役の葵わかなさん。
ミュージカル初出演とは思えないほど堂々とした演技で「ミュージカルに出るの初めてですっ」っていうような初々しさは感じられません。プロ意識が高いんでしょうね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
小柄な体形も手伝ってとってもかわいらしいジュリエットです。
歌声もきれいで聴きやすく、大野くんとのデュエットもきれいにハモって耳に心地よく響きました。
ベンヴォーリオ役の木村達成さん。
仲間思いで優しい、どちらかというとかわいい系のベンヴォーリオ。
なので、最後マーキューシオもロミオも亡くしてしまったベンヴォーリオはこの先大丈夫かしらと思ってしまうほど。
10代の男の子ってこんな感じよねというのがよく表現されていたと思います。
マーキューシオ役の平間壮一さん。
普段はやんちゃな10代の男の子でありながらその中に狂気をはらんだ役作り。
ロミオやベンヴォーリオとわちゃわちゃしている時のマーキューシオはかわいいんだけど、争いが起きると狂気を感じさせる表情に変わるんですよね。うまいなぁと思ってみてました。
ティボルト役の渡辺大輔さん。
本当は優しい子なのに10代で世の中の理不尽さを知り、不安と恐怖と悲しみを抱え込んでどうしていいか分からない苛立ちから粗暴な態度をとっているという印象のティボルト。
マーキューシオを刺してしまった後にナイフを持つ手が震えていたり、自分に向かってきたロミオを前にした時もナイフを震わせてるんですよね。人を殺してしまったという衝撃や本当の俺はこんなことしたくないだという気持ちが伝わってきます。
ジュリエットの「優しくしてくれたティボルトが」というセリフにも違和感がない役作りでしたね。
死のダンサーの大貫勇輔さん。
青白い炎のような「死」でした。ロミオとジュリエットに忍び寄って翻弄していく感じが怖いですね。
争いが続く限り「死」は喜んで人々を不幸に陥れ死へといざない続けるのだろう。
最後にロミオとジュリエットの死をきっかけにモンタギュー家とキャピュレット家が争いをやめると決めた時、死は弱って消えていきます。
言葉がなくとも十分に伝わってくる表現力豊かでキレのあるダンスがかっこよくて見惚れてしまいました♡
キャピュレット夫人役の春野寿美礼さん。
コメント