The Sparkling Voice Ⅱ-10人の貴公子たち- 大千秋楽

2022年10月13日

今日はスパークリング・ヴォイスⅡの大千秋楽を観に大阪はサンケイホールブリーゼへ行ってきました。

宝塚OG5名と男性ミュージカル俳優5名の貴公子たちがミュージカルナンバーを歌うのですが、役を男女逆転させて歌うのが半分以上という面白い試みをしています。
宝塚OGは涼風真世さん、姿月あさとさん、真琴つばささん、香寿たつきさん、彩吹真央さん。
みなさん元男役ですから、女性パートを歌ってもステキだし男性パートを歌っても格好良いです♡

男性陣は、石川禅さん、泉見洋平さん、藤岡正明さん、上口耕平さん、上原理生さん。
女性パートも時にコミカルに、時に情感を込めて歌い上げたりしていました。

観たことがない作品も多くて知らない曲もありましたが、とても楽ったです♪

オープニングは「ダンス・オブ・ヴァンパイア」から「恋をしているなら」。
女子チームがヘルベルトで男子チームがアルフレートという設定だったのかな?怯える男子チームに襲い掛かる(?)女子チームという感じでコミカルに始まりました。
その後、出演者一人一人のスパークリングな挨拶。挨拶の順番はいつも幕開き前にじゃんけんで決めていたそうです。
順番が実際にどうだったかは忘れちゃったんですけど、最初が上口くんで最後がカナメさん(涼風さん)だったのは覚えてます。
今日一番に負けたという上口くんはヘルベルトになりきって挨拶。タータンさん(香寿さん)は今回の髪型について賛否両論だったという話を、泉見くんは「汗が飛び散るくらい頑張る」と。藤岡くんは「本日はご観劇くださって・・・あ、これからか。これから観劇する予定の皆様」とボケをかまし、マミさん(真琴さん)は「低音担当の真琴つばさです。(中略)一所懸命がんばります」。
上原くんは「ボンジョールノ!!」とマイクを会場に向け1回目はあまり返ってなくて2回目会場から「ボンジョールノ!」と返ってくると満足そうにイタリア語で続け、禅さんに「なんて言ったの?」とツッコまれ「こんにちは。今日はご来場いただきありがとうございます。以上!それだけです」と。
ズンコさん(姿月さん)、禅さん、ユミコさん(彩吹さん)と続き、最後にリーダーのカナメさん「昔?」と会場にマイクを向け会場から「妖精!」「今?」「妖怪!」と、それを会場に言わせちゃうのがすごい(笑)

セットリストの曲数が37曲もあるので、さすがに全部の感想は書けません(^_^;)
印象に残っているのだけ書いてみます。
ミー&マイガールの「愛が世界を回してる」やっぱミーマイの曲は楽しくて好きだなぁ。女性チームがかわいくもかっこよく。

エリザベートから「闇が広がる」トートをマミさん、ズンコさん、カナメさん、ルドルフを泉見くん、藤岡くん、ユミコさん。メンバーの中でトート役の経験者はズンコさんだけですが、マミさんもカナメさんも違和感がないですね。ルドルフはやはりユミコさんが一番しっくりくるなぁ。泉見くんや藤岡くんもステキなんだけど。
続けてカナメさんが「最後のダンス」。やっぱりかっこいいです。トート閣下でした。
その後「マダムヴォルフのコレクション」。マダムヴォルフがマミさん、コレクションの娼婦たちを男子チームが。なかなかインパクトのあるコレクションたちで面白かったですよ(笑)
でも、セットリストにはこの曲のところに「男性キャスト全員」としか書いてなくて、マミさんの名前が出ていないんですよね。なぜ?訂正しようよ(笑)

ズンコさんがレ・ミゼラブルから「星よ」を。すごいかっこよかったです!!
そして禅さんが「夢破れて」を最後は涙を浮かべながら情感を込めて。違和感は感じませんでした。

ゾロ ザ・ミュージカルから「ホープ」タータンさんの歌声が存分に生かされいてステキでした♪

ジキル&ハイドから「罪な遊戯」を上原くんハイド、ズンコさんルーシーで。濃厚で情熱的でセクシーな雰囲気。

トゥモロー・モーニングから「Suddenly」をユミコさんと泉見くんでおしゃれに。

エニシング・ゴーズから「You Are The Top」タータンさんと藤岡くんでとってもキュートに楽しく。

ジャージー・ボーイズから「Can’t Take My Eyes Off Of You」を女子チームが。会場もノリノリ♪

ルドルフ ザ・ラスト・キスから「私はそれだけ!」を上口くんが。女の情念をぞっとするくらい感じさせます。

モーツァルト!から「星から降る金」を上原くんが。すっかり自分の物にしているようでした。とても良かったです。一昨年、モーツァルト!を観た時に春野寿美礼さんが歌っていて大好きになった曲なんですよね。

ファントムから「世界のどこに」をユミコさんが。これは春野さんがファントム、ユミコさんがキャリエールを演じたバージョンしか観たことがないので、場面が蘇ってきました。

「星から降る金」と「世界のどこに」を聞いて急に春野さんの歌声が恋しくなってしまいました。話が逸れてすいません(^_^;)

ルドルフ ラスト・キスから「美しき戦争」を上口くんと上原くんで。これは女の子が男を誘う歌なんですけど、上口くんは女の子の歌を歌ってもそれほど違和感はないけど、上原くんはやっぱり笑えます( *´艸`)
歌った後、はける前になぜか立ち止まって二人でチューを(笑)

スカーレット・ピンパーネルから「ひとかけらの勇気」をズンコさん。この曲も大好きです。ズンコさんステキすぎます(*´˘`*)♡

ミス・サイゴンから「命をあげよう」を泉見くんが丁寧に、最後は泣いちゃってました。入り込み過ぎてラストの三銃士から「ひとりは皆のために」を全員で歌う時も、まだ戻って来れてなかった感じ。

かなり途中を飛ばしましたけど、どの曲も耳福でした(*´∀`*)

カーテンコールでの挨拶の時、なぜか上原くんの時だけ赤いスポットライトがついたり、話そうとすると照明が消えたり。照明さんのミスなのか、上原くんをいじってみたのか謎ですが・・・(笑)
ズンコさんに48歳と間違われていたこととか(上原くんはまだ30歳)、そのせいで女性チームから先輩と呼ばれていじられていたこととか話してました。いや~、確かに貫禄はあるけど、さすがに48歳はちょっとヒドイな(笑)
上原くんはすっかりいじられキャラになってますねぇ。でも反応が面白いから、いじりたくなっちゃう気持ちは分かるかも。
ズンコさんは公演期間中にお誕生日を迎えて47歳になったそうで、お祝いしてもらえてうれしかったとのことです。

最終的に全員の挨拶をまとめると、皆またスパークリング・ヴォイスに出たいという事ですね。そして会場も全員また観たい!という事で♪もちろん、私もまた観たいです!

さて、4月は観劇の予定はなくて5月に「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」「紳士のための愛と殺人の手引き」「王家の紋章」、6月に「グレート・ギャツビー」「レ・ミゼラブル」7月にレミゼをもう1回の予定です。