月組『エドワード8世/Mysty Station』

昨日、月組の『エドワード8世/Mysty Station』を観てきました。
ラジオ放送を通じて国民にいろんなことを伝えたというエドワード8世にちなんで、開演アナウンスがいつもと違って、ここからすでにお芝居に入ってる感じです。
表向きの顔はBBCの政治番組プロデューサーというガイを演じる龍真咲さんの声でラジオ放送風に始まり、途中でデイヴィッド(エドワード8世)役の霧矢大霧さんに代わるという趣向。なかなか斬新で面白いと思いますグッド
開演中の注意事項も普通に読まれるより、こちらの方が素直に受け入れやすいかも(笑)
お芝居の内容は全体的に明るいイメージで楽しいですが1回観ただけではちょっと分かりにくい部分もあり、今回は久しぶりに2回観劇できそうなのでもう1回観てどんな発見があるのか、それもまた楽しみです。
霧矢さんのデイヴィッドは自由に生きられない王族という立場に生まれ、自由を求めて彷徨いもがく青年といった感じです。
ウォリスのことがどうしようもなく好きで・・・というよりは、自由に生きるために王位を捨てウォリスと一緒になることを選んだということなのかな?もちろん彼なりにウォリスを愛していたんだろうけど。
自分には王族という立場が向かないということを分かっていたんでしょうね。無理をしないという意味ではデイヴィッドの選択は間違ってないと思います。
蒼乃夕妃さんのウォリス・シンプソンは気が強いというより、弱い部分を見せないよう一生懸命虚勢を張ってる感じ。でも基本さっぱり系で嘘がつけない。デイヴィッドはそこに惹かれたのかなと思います。
デイヴィッドもウォリスも不器用でお互いに素直に愛を伝えられずにいるのがもどかしいけどなんか愛おしいですね( ´艸`)
龍真咲さんのガイ・バージェスは表向きは政治番組のプロデューサーだけど、裏ではスパイ活動をしているらしい。
直接ストーリーに絡んではいないけど狂言回し的存在で出番は多いです。
ガイの明るい語り口でテンポよく話が進んでいき飽きることなく観る事が出来ました。お芝居の中では、なかなか立ち位置が難しい役だと思いますが、うまくこなしていると思いますよp(*^-^*)q
明日海りおさんのゴドフリー・トーマスは、デイヴィッドの秘書官の一人。まじめで誠実な青年で、どっちかというとデイヴィッドに振り回されてる感じかな(笑)でも人一倍デイヴィッドのことを心配していてデイヴィッドもトーマスを信頼しているのが伝わってきます。
青樹泉さんのブルース・ロッカートは大衆紙の新聞記者で常にデイヴィッドの周りをうろついて情報集収集している。ロッカートもデイヴィッドを尊敬し、期待する一人なんですね。大きな見せ場はないけど、しっかりその存在をアピールしています。
星条海斗さんのアーネスト・シンプソンはウォリスの夫でアメリカ人実業家。黒っぽい役が似合いますね~(笑)
色男を気取ってるけど、実は本当の愛を知らないかわいそうな人なのかもしれないなぁなんて思いながら見てました。
専科の一樹千尋さんと磯野千尋さんの存在感にも圧倒されましたし、他の出演者もそれぞれいろんなところで個性を見せてくれて、いくつ目があっても足りないくらいです。
気になる子が多すぎて、なかなか顔と名前をなかなか覚えられない(笑)
ショーの方は齋藤吉正くんらしくアニメ映像も駆使した演出。スピード感があり、今までの伝統をうまく崩した印象で最後まで飽きさせません。
ただ、昔からの伝統を重んじるファンにはちょっと受け入れがたい部分もあるかも?
私はサイトー君の演出はエンターテインメントとしてすごく面白いと思います。
あのアニメはサイトー君自身が書いてるのかなぁ?
衣装もかわいかったです。
そして退団者への配慮がすごいですね。今回の退団者全員にそれぞれの見せ場があります。
歌がうまい子にはしっかり歌わせ、ダンスがうまい子には存分に踊らせて・・・
キリヤンが銀橋で歌う中でのラインダンスも斬新でよかったです。
一番印象に残ってるのが女役として白いドレスで歌っていた一樹さんの歌です。失礼ながらあそこまで歌がお上手だとは知らず、セクシーできれいな歌声に圧倒されました。とてもステキなので皆さん必聴です♪
男役の群舞と娘役の群舞が短めでちょっと残念だったかな。サイトー君がやりたいことをよくばって全部詰め込んで最後時間が足りなくなっちゃったみたいな印象がなくもないな(笑)
良くも悪くも若手らしい演出だと思います。

コメント