月組『バラの国の王子-美女と野獣-/ONE』

『バラの国の王子』はディズニーでも有名な「美女と野獣」の宝塚版だそうです。
なかなかファンタジックな世界に仕上がってました。心があったかくなる作品ですね。
でも善と悪があって単純明快なストーリーなだけに、ちょっとばかり物足りなさも感じました。
いま一つ盛り上がりにかけるというか。
それから基本的にストーリーに絡む登場人物が少ないから、その他大勢扱いになってしまう子が多くちょっと残念な気も。
とはいえ、ジェンヌさんそれぞれの役作りはとてもしっかり出来ていて、登場人物がそれぞれどんな人なのかというのがよく伝わってきました。
野獣役の霧矢大夢さん。
なんだかとっても人間くさい野獣でした。親しみを感じられる野獣ちゃんって感じ。
野獣にされちゃったけど、好きなバラを育てながら家臣たちとそれなりに楽しく生きてきた感があって、「野獣に変えられてかわいそうな王子」という感じはあまりなかったな。
ベル役の蒼乃夕妃さん。
可憐でとってもかわいくて・・・しっかりしたベルでした。
「私は自分では何も決められないの」なんて言っていながら、滅茶苦茶しっかりしてるやん!頼りになりそう(笑)
王様と先代の王様の2役を演じる龍真咲さん。
最初の先代の王様では髭をつけ落ち着いた雰囲気で幸せな家族の長の貫禄も感じさせてくれます。
先代の王様が王妃の妹に誘惑され心変わりした時の表現がどういう感じだったのか、私の席からはほとんど見えずちょっと残念でした。
後を継いだ王様の時はわがまま放題やっているようだけど、たまにふと寂しげな表情を見せ、ちょっと陰のあるような役作り。完全な悪役ではない感じですね。
ただ、先代の王との違いを出そうと意識し過ぎたのか、少々子供っぽく見えた部分はあったかな。
まさおくん、孤独感を感じさせる役が続いてますねぇ。確かにうまいからいいんだけど、そろそろ違った感じの役も見てみたいかも。
野獣にされた王子の家臣(トラ)役の明日海りおさん。
王子のことを心から慕い、仕えている家臣のイメージですね。
それでいて王子との関係は対等な感じ。これは王子がキリヤンだからかな?(笑)
常に他の家臣たちと一緒に出てくるから、あまり強い印象がなんだけど、ん~、やっぱかわいいなぁ~❤ウフ♪
このトラさん率いる家臣たちが王子の幸せを願って一所懸命何かしてるのが微笑ましくて心が温かくなります。
妃役の花瀬みずかさん。
とってもきれいです。その包容力と存在感は王妃にふさわしいですね。
王様の家来のアンリ役の青樹泉さん。
台詞がほとんどなく、動きも少なくて表情だけでの演技が続きますが、その雰囲気だけで王様の行動に困って悩んでいることが十分伝わってきます。出番も少ないのに存在感もしっかりあって、難役を見事にこなしてますね。素晴らしいです!
その妹役の彩星りおんさん。
こちらも存在感たっぷり。気持ちいいくらい悪役にはまってますねぇ。
何かたくらんでるような目つきがたまりません。
商人役の越乃リュウさん。
包容力と娘たちを思う気持ち、いやぁ、良いお父さんぶりですよ。
すてき~♪
長女役の星条海斗さん。
意地悪なお姉さんなんだけど、すっごくキュートにコミカルに演じています。
憎めないですねぇ。こういう人が実際にそばにいたら嫌だけど、見てる分には楽しいね。
それにしても、ハーフだからああいう格好は普通に似合っちゃうのねぇ。
で、女役のメイクをしたマギーを見て誰かに似てると思ったら、うちの義妹のリズだわ(笑)あ、ちなみにリズはカナダ人です。あ、そんなことはどうでもいいっすよね、すいません。
次女役の憧花ゆりのさん。
長女と息もぴったりで、普段は男役のマギーに負けず劣らず元気いっぱいに意地悪姉さん演じてます。
なかなかいいコンビで笑わせてくれます。
覚えているのはこんな感じですね。
次はショーの感想に行きましょうか。
『ONE』前半は結構面白かったですが途中からちょっと退屈してきてしまった感じがします。
その上、宝塚賛歌まで始まってちょっとげんなり。この演出なんとかならんのかい?
私の席からは、桐生園加さんのキレのあるダンスが存分に堪能できました。宝塚で園加ちゃんのダンスが観られるのはこの公演が最後かぁ。ちょっと寂しいなぁ。
園加ちゃんのサヨナラを意識してか、結構出番が多かった気がする。
エトワールまでやってるし。でも歌は別に悪くなかったですよ。歌うまな人が好みの私でも許容範囲だったもん。
それよりもエトワールで園加ちゃんと一緒に歌ってた娘役さんのすごいアニメ声にのけぞってしまった(笑)
みりおちゃんは今回のショーでは主に歌担当だったような。
キリマリコンビの美しいデュエットダンスやかわいいまさみりコンビも見れたし、その点では私は満足にゃ。
舞台でがんばってるジェンヌさんたちの笑顔に元気をもらって、また明日からがんばるぞ!

コメント