再決断療法の考え方

再決断療法の一番の基本なんですけど、カウンセリングの最終目標はクライアントの自律なんです。
クライアントが「カウンセラーがいなくなったら、私はどうすればいいの?」なんていうような関係を作ってしまってはカウンセラーもクライアントもお互いきついですから。
きちんとクライアントさんが自分の問題を解決をして、その後も自身の足で歩いていけるようにするのがカウンセラーの役目です。
そう考えるとある意味カウンセラーというのは孤独な仕事なのかなとも思いますね。
後、カウンセラーというと優しく話を聞いてくれるイメージがあるかもしれませんが、再決断療法の場合はそればかりとは限りません。
時にはあえてクライアントさんが見たくないつらい過去と向き合うようにさせることもあります。
きちんと過去を清算することで前へ進んでいけるようになるという考えのもとで、しっかりと自分の過去と向き合い、その当時うまく処理できなかった感情を処理して、根本から考え方を変えていきます。でも無理やり変えるわけではなく、クライアント自身に気づいてもらうよう導くのです。葛藤状態から抜け出し気付きを得てそれを受け入れた時、クライアントさんの心は大きく変化します。
無理やり考え方を捻じ曲げて変えたわけではなく、また根本から問題解決をしているので、元に戻ってしまうということもまれです。
ただし、これはクライアント自身に「この問題を解決したい!」という意思がないと効果は出ません。「これを解決しなければ」という考えの場合も「~しなければ」というのは本人の本当の意思ではないため効果がないですね。
ですから、カウンセラーは一番最初にそこをしっかりクライアントさんに確認します。クライアントさん自身が変わりたいと思っていなければカウンセリングの意味がないですし、お金と時間の無駄になってしまいます。
周りの人を変えることはできないし、誰かに自分を変えてもらうなんてことも出来ない。自分を変えることができるのは自分だけですから。そして自分自身が変わることによって周囲の反応や評価も変わってくるのです。
人生の大きな穴に落ち込んで助けを求めている人を上から引っ張り上げ、心の傷を癒し、その人が自分の足で歩いていけるようにするのがカウンセラーの役目です。

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