カウンセリングと周りの環境

以前から私は対人恐怖の克服を目標にしていてここにも書いていますが、本当に最初にカウンセリングの勉強を始めたばかりの頃に比べると自分が随分変わってきたなと感じています。
以前は人が怖くて人が自分のことをどう思っているか気にしすぎて、なかなか心を開けず、自分を守るために心に幾重にも鎧を着込んでそれでも初対面の人の前ではガチガチに緊張してましたから。人の目を気にしすぎて傷つくのが怖いがゆえに、自分でも気がつかないうちに自ら人を寄せ付けないようなオーラを出してたんです。本当はすごく寂しがりでかまって欲しいのに。
それが勉強も兼ねて初めて個人カウンセリングを受けた半月後くらいから「前より近づきやすくなった、話しかけやすくなった」って言ってもらえるようになったんですが、まだ自分ではあまり変化を感じていませんでした。
その後、何回か個人カウンセリングを受けたり、先生や一緒にカウンセリングを勉強している人たちとお互いカウンセリングを受けて変わった部分を見つけて報告しあったりしていく中で、だんだん自分に自信を持てるようになり、自分が変わってきたのを実感しています。
自分では気づかない変化も他人から「変わったね」って言ってもらえると「ああ、そうか、自分では気づかなくても自分は変わってきてるんだ」って思って、もっといい方向へ自分を変えて行きたくなりますよね。
周りの環境もカウンセリングの効果をアップさせる重要な鍵なんですね。
大人の場合はある程度自分をコントロールしてカウンセリングの効果を維持することが出来ますが、子供の場合周りの環境に影響されやすく、せっかくカウンセリングを受けても周りの環境が悪いと元に戻ってしまう可能性もあるんです。
ですから、特に不登校やひきこもり、家庭内暴力を扱う場合はその家族にもカウンセリングを受けてもらうことが不可欠です。
いくら子供がカウンセリングを受けて変わったとしても、子供に対する影響力が強い家族が気持ちを切り替えられずに子供の変化に反するような態度をとり続けていたら元の木阿弥になってしまう。家族も子供に対する態度を変えないと意味がないんですよね。
また、子供が家から出られない状態の場合は無理に引っ張り出すのではなく、まずは家族にカウンセリングを受けてもらって、家族が変わる(身近な環境を変える)ことでその子に変化をもたらすというやり方もあります。
不登校やひきこもりは心の傷やストレスが原因になっていることが多いので、無理やり学校に行かせようとしたり、外へ引っ張り出そうとするのはもってのほかです。重要なことは学校へ行くことや外へ出すことではなく、心のケアなんですよ。心の傷を癒し、ストレスを取り除くことが出来れば自然と学校へも行けるようになるでしょうし、外に出られるようになるんです。
日本ではまだ一般的にカウンセリングを受けるというのは恥ずかしいことだと思われていて、カウンセリングを受けることに抵抗を感じる方が多いようです。「家族カウンセリングを」というと嫌がる親御さんも多いらしいので残念ですね・・・。救えるはずのものも救えなくなってしまいます。
カウンセリングというのは少しでも気持ちを楽に生活できるようになるために受けるものなので、家族の方も結果的には自分のためになるんですよ。
余談になりますが、他人に対して「ああして欲しい、こうして欲しい」と要望ばかり突きつける人がときどきいますが、相手を変えることなんて出来ません。そんなことは時間の無駄ですし、それは相手の考えや価値観を否定していることにもなります。それより自らが変わることです。自分が変われば少しずつ周りの態度も変わってきます。
あなたの態度が今までと変われば当然相手も「あれ?いつもと違うぞ?」と気づいてあなたに対する態度を変えざるを得なくなってくるわけです。
中には気づかない鈍感な人もいますが、そういう人は自然とあなたの傍から離れていきます。だから心配しなくても大丈夫ですよ。

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