ミュージカル好きな心理カウンセラーが書く観劇感想とその他もろもろ
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 大坂なおみ選手、全豪オープン優勝おめでとうございます! | main | 『ロミオ&ジュリエット』刈谷公演千秋楽 観劇感想 >>
ミュージカル『イヴ・サンローラン』観劇感想

今日は『イヴ・サンローラン』を観によりうり大手町ホールへ行ってきました。

会場のホールは、座席や壁に木材がふんだんに使われており、入ったとたんに木の良い香りがして癒されました。

でも、舞台は小さかったですねぇ。

歌と芝居だけならあの広さでも十分だと思うけど、ダンスシーンがなんだかちょっと窮屈そうでしたもん。

 

さて、この作品全体の印象としては、良くも悪くも荻田ワールドでしたね。

今までに私が宝塚で観てきた荻田さんの作品のイメージそのまま。

ちょっと幻想的でふわふわとつかみどころがない感じとか説明セリフが多いところとか。暗い部分をも美しく仕上げて観る側を夢見心地にする手腕に長けた演出家だと思います。

なので、この作品もイヴ・サンローランの生涯を薄い布に織り込んで、その布でさらさら〜と軽く顔の辺りを撫でられていったような余韻が残りました。

 

イヴ・サンローランについては、服飾専門学校時代にファッション史を学んだ時にちょっと触れた程度で、知っていたのはクリスチャン・ディオールの下で働いていてディオールの死後に後継者となったことと、独立してブランドを立ち上げたことやデザインの変化の流れだけ。

今回はそれ以上の前知識はなしで観ましたが、デザインが変わっていった背景になるものや影響を受けたデザイナーたちについて知ることができて興味深かったです。

 

さて、ではまた出演者の方々それぞれの感想を一言ずつ書いてみようと思います。


 

 

 

 

 

 

イヴ・サンローラン役の東山義久さん。

東山くんを舞台で見るのは意外にもワタクシ初めてでした。観たことある気がしてたんですけど、、なかったみたいですね。

でも、なんとなく若手をまとめて引っ張っていく兄貴分的なイメージがあり、実際今日のカーテンコールの時やトークショーの時も後輩たちにリーダーと慕われる兄貴分のイメージそのまんま(笑)

なので、この作品の制作発表の動画の中で荻田さんから「いつものオラオラ感は消してね」と言われていたのがどう仕上がっているのか興味津々でした。

東山イヴは、神経質でストレスには弱いけど好きな仕事には情熱を注ぐ1本筋の通った人。

弱いけど強い、強いけど弱い、そんなある意味とても人間らしいイヴに仕上がってたと思います。

お得意のダンスはキレがあり、かっこよくてセクシー。

歌も申し分なく、相手役の上原くんとのデュエットも心地よく心に響きました。

海宝直人くんと役替わりですね。

 

イヴの恋人でありビジネスパートナーでもあるピエール・ベルジェ役の上原理生さん。

イヴの死後ピエールの回想から始まり、ストーリーテラー的な役割もある重要な役どころです。

イヴを愛し精神的な支えになろうとし、イヴの才能を信じて投資し、とにかくイヴを大きく包み込む包容力を持った上原ピエール。

やりたいことをして生き生きしているイヴを愛おしそうにうれしそうに見ている上原ピエールの表情に無償の愛を感じました。

イヴとピエールのいちゃつきぶりも微笑ましい。

終盤、アルコールやドラッグにおぼれ、ルドルフとの逢瀬を重ねるイブに対する、自分の思いが届かなくなってしまった悲しみ、イブの力になれない無念さやもどかしさ、悔しさが入り混じったようなピエールの表情に切なくなります。

歌う場面も多く、上原くんの本領発揮。心地よい歌声でした。

上原くんは元々バリトンなんだけど年々音域が広がってきている気がする。

今回も高音がきれいに出ていました。すごいなぁ(*´∇`*)

でも上原くんはレミゼに出演するため、ピエール役は今日が最後でした。

 

イヴが子供のころに書いた落書きのキャラクター「ルルー」をもとに作られた実在しない人物ル・ルー役の皆本麻帆さん。

直接ストーリーには絡んでないけど、イヴの理想やあこがれを体現しているような重要な役どころ。

ピエールとともにストーリーテラーの役割があったり、イヴのミューズとなった公爵の娘ルルーになる場面もあります。

クルクルと変わる表情がかわいらしくて、ふわふわと自由に飛び回り、いろんな人に絡んで魔法をかけてまわるティンカーベルみたいって思っちゃいました。魔法は使わないけど(笑)

 

ココ・シャネル、イヴの母親、モデルのベティの3役をこなしている安寿ミラさん。

クールでかっこいいシャネル、永遠のあこがれとしてイヴの心に存在し続ける母親の柔らかい雰囲気、チャーミングなベティをそれぞれ演じ分け、それがとても魅力的で目が釘付けになっちゃいました。

 

イタリアのデザイナーのエルザ・スキャパレッリやオペラ歌手など複数の役を演じた伊東弘美さん。

スキャパレッリ役では嫌味にも下品にもならないよう絶妙なさじ加減で会場の笑いを誘うおばちゃんといった感じ。

存在感のある歌声も素敵でした♪

 

クリスチャン・ディオール役の大山真志さん。

この作品の中ではディオールが亡くなった後の話がメインなので、主に天国からイブたちを見守っているような立ち位置ですね。

イヴを称賛したり、冷や冷やしながら見守ったりと表情豊かにコミカルにディオールを演じていました。

黒い裾広がりなデザインのジャケットと大山くんの丸っこい体形が相まって、だんだんペンギンに見えてきちゃって。なんだかかわいかったです(笑)

歌はさすがですね。歌う場面は少ないですが、豊かに広がる歌声が魅力的です。

明日からは上原くんに代わって大山くんがピエール役を演じ、ディオール役には川原一馬くんが入るそうです。

ピエール役は歌が多いですから、きっと大山くんの豊かな歌声が存分に生かされることでしょうね。

 

アンディ・ウォーホルやメゾンのスタッフなどを演じていた神田恭兵さん。

ウォーホル役では白いかつらをかぶってダンスを披露。神田くんが本格的に踊ってるのを見たのは私は初めてかも。

東山くんとのデュエットダンスもカッコよく決まっててなかなか見ごたえがありましたよ(*^^*)

 

イヴの父親や批評家、デザイナー、メゾンのスタッフなどを演じた奥田努さん。

大きな役はありませんが、存在感があり、声も素敵♡

 

イヴがアルコールやドラッグにおぼれていた頃の愛人ルドルフなどを演じていた和田奏右さん。

怪しい魅力でイヴを誘い、イヴと官能的なダンスを魅せてくれます。

宝塚での男役同士のデュエットダンスみたいで妖しくセクシー。かっこよかったです♪

 

モデルやダンサーとして出ていた青木謙さん、RIHITOさん、中塚晧平さん、橋田康さん、小野沢蛍さん、中岡あゆみさんも、衣装をきれいに見せてくれ、キレのあるダンスも素敵。何より女性陣も男性陣も皆さんかっこいい!!

ファッション業界を舞台とした作品の世界観を盛り上げてくれました。

 

カーテンコールでは、イヴとピエールが手をつないではける前に、東山くんが今日が最後のピエール役となる上原くんに「今日で最後だからマチネでも軽く挨拶しとけ」みたいなしぐさをして、上原くんがはける前に客席に一礼。

東山くんの細やかな気遣い!リーダーと慕われる理由がわかります。

 

今回は素敵なお衣裳も見どころですよね。何回も観たくなります。

 

今日のマチネでは東山くん、上原くん、大山くんと司会進行は中塚くんでトークショーがありました。

全部は覚えてないんですが、思い出せる限り書いてみようと思います。話の順番もバラバラです。

 

東山くん、上原くん、大山くんが出てきて、「本日はご観劇いただきありがとうございました。短い時間ですがお楽しみください」というような3人ともほぼ同じ挨拶。そして東山くんが「それ、さっき俺が言った」上原くんも「俺もさっき言った」と、なぜか大山くんだけにツッコミが集中。大山くん、いじられキャラですか?(笑)

 

【東山くん】

・初日について

「初日はいつもあまり緊張しないけど、今回は(主演役替わりだったり今までやったことがない役だったりで)初めて緊張した」

・上原ピエールについて

「理生は役に関連することをすごく調べてくる。当たり前ではあるんだけど、それを芝居でマイク入ってない時も関係する内容として話してくれるので、次の芝居につなげやすい」それに対して上原くんが恐縮し照れながら「ありがとうございます」。

この流れに大山くんが「お、おれにできるかな」と言わんばかりに怯えるしぐさをしてみせ、東山くんが「いや、真志は真志のピエールを作ればいいんだって!真志のやり方でいいんだよ」とフォロー。さすがリーダーですね(*^^*)

・ピエールに抱き着くシーン

「イヴがピエールに抱き着くシーンあって、相手が理生だと背中まで手が回るんだけど、真志だと手が背中まで回らないんだよ」

すると大山くんが「やめてくださいよぉ、明日から観る人がそこばかり注目しちゃうじゃないですか。(腕を上に曲げた状態にして)こうすればいいんですよ!」それを無視するように他の3人が「手が届かないwww体格がいいからね」とか言いながら笑っていて、大山くんは「だから、(さっきと同じしぐさをして)こうすればいいじゃないですか」と。東山くん「分かった、そうするわ」

・海宝くんについて

「え、直人のことも話すの?いないのに」ほかの3人から「いや、話しましょうよ」とツッコミ(笑)

「直人とはいろいろ話し合いながら、お互いに良いところは真似して・・・いやキャラが全然違うから真似はできないんだけど、いいなと思うところは自分に合わせてアレンジして使っていこうって。直人とは本当にすっごいいろいろ話し合いながら役作りしていったね」

 

【上原くん】

「オペラグラスでじっと見てる人がいる。あ、下げた」と言い出し、東山くんから「なんでそこいじってるんだよ」と突っ込まれて「いや、なんか気になっちゃって」と。トークショーの時は客席も明るいから見えたんでしょうね。そういうのが気になっちゃうんだなぁ。上原くんは結構シャイボーイですよね。

・東山イヴと海宝イヴの違いについて

「リーダーのイヴはやっぱり強いですね。ダンスの時もリードしてくれるんですよ。ターンする時くるっと回してくれたりする。海宝くんはすごく繊細。支えてあげなくちゃってなる」

・今日あと1回でピエール役が終わるがどんな気分?

「なんか泣きそう」東山くんと大山くん「え、泣く?」上原くん「舞台上でイヴの姿を眺めている時とか、もうね、グッときちゃって。この後、海宝くんと組んで最後やるんですけど、ホント泣くかも」とすでにちょっと目を潤ませてました。

意外と涙もろい上原くん、かわいい(*´∇`*)

 

【大山くん】

ディオール役について話してた気がするんですけど、どうしても思い出せなくて・・・すみません<(_ _*)>

・明日からピエール役を引き継ぐことになるが気分は?

どうしよぉ〜というように怯えるしぐさをして「緊張しますね〜」と大山くん。

東山くんに「大丈夫かよ、頼むよ」と言われ「はい、大丈夫です!がんばります」。

東山くんに「真志くんは緊張すると本当に震えるんですよ」と言われ、また震えるしぐさをして見せる大山くん。東山くんが大山くんの肩をポンポンすると「大丈夫です!」(笑)

大山くんはいじられてばかりであまり話してなかったかも。

 

時間が来て、最後の挨拶。

東山くん「理生は今日までで次は130年前のフランスへ行くんだね」上原くん「はい、フランスの治安を取り締まりに行きます」(笑)「で、明日からはこの真志くんがピエール役を引き継ぎ、ディオール役として川原一馬くんが新たに入ります。東京は3月3日までと兵庫公演が3月26日と公演が続きますので、また是非観にいらしてください。本日はありがとうございました」

 

上原くんがいろいろ長く話してたんだけど、内容が思い出せずすいません。

時間がなくなったのか大山くんの挨拶はなしでトークショーは終わりました。

 

役替わりも観たかったんですけど、懐事情が厳しくて観られるのは1回だけになってしまいました。とても残念です・・・

賛否あるみたいですけどこの世界観は嫌いじゃないので、再演があればまたみたいですね。

COMMENT