ミュージカル好きな心理カウンセラーが書く観劇感想とその他もろもろ
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スカーレット・ピンパーネル大阪公演前楽 観劇感想
今日は梅田芸術劇場へ「スカーレット・ピンパーネル」を観に行ってきました。

スカピンは宝塚版の星組と月組を観たことがあります。
星組で安蘭けいさんがパーシー役だったのが、東宝版ではマルグリット役という事で興味津々でした。
去年は東宝版初演を観たかったのですが、ちょうどそのころいろいろあって観劇どころではなく観に行けなかったので、早くも今年再演の発表があった時はうれしかったですね〜(^^)
なので、とても楽しみにしていました。
東宝版は宝塚版とは大分演出が変わっています。話の流れも途中少し違いますしね。
東宝版は幼いフランス王子を助け出す場面はなくなっているし、マルグリットは剣を振り回して戦っちゃうし、歌の使い方も違います。
幼いフランスの王子を助け出す場面がなくなった分、スッキリわかりやすくはなりましたけど、ピンパーネル団の活躍する場面が大幅に減ってしまっています。ストーリー展開的には宝塚版の方が好きかな。

今日は2列目のほぼセンターという良席。ありがたや〜(*´∀`*)
キャストの皆さんの表情もよく見えました。

やっぱりスカピンは楽しいですね〜!
大阪公演なので、石丸さんや安蘭さんが大阪弁をアドリブに入れ込んできたりもしてました。
パーシーとマルグリットは、すれ違い夫婦なのにショーブランをいじる場面ではアドリブも息がぴったりで、笑っちゃいけないショーブランを笑わせようとしているんじゃないかと思うほど(笑)
さらに、パーシーとショーブラン2人だけの場面も息が合ったアドリブ。どこがアドリブでそうじゃないのか分からないけど(^_^;)

あと、この作品で面白いのは人間関係のあるあるが詰め込まれていることかもしれないですね。
素直に向き合えない夫婦や恋人、揺れる女心、部下に嫌味を言い続ける上司、上に立つ者の苦悩などなど、現代にも通じる普遍のテーマが盛り込まれてますよね。

では、またメインキャスト一人一人の感想を一言くらいずつ書いていこうと思います。




パーシー・ブレイクニー役の石丸幹二さん。
石丸さんの歌声は言うまでもなくステキだし、かっこいいし、パーシーが周りの人たちやショーブランたちを欺くためにおバカな貴族を演じている時のおちゃらけぶりは面白いですし、さすがですよね。
マルグリットとのすれ違いは、当人同士で話し合って確かめればすぐ解決するのに、素直に向き合うことができず一人悶々としてしまう人の弱さをよく表現されているなと思いました。
マルグリットのことを思って歌う曲はせつなくて涙が出そうでした。

マルグリット・サン・ジュスト役の安蘭けいさん。
最初の登場シーンから可愛らしい。相変わらずおきれいです〜(*^-^*)
歌声はさらに磨きがかかって美しく聞いていて心地よかったです。
夫パーシーとかつての恋人ショーブランとの三角関係も分かりやすかったです。
パーシーが急に丸グッとを遠ざけるようになって、マルグリットは寂しさから、かつての恋人ショーブランのアプローチに心揺らぐんだけど、彼女の中ではショーブランのやっていることは許せないし、理想から外れたジャコバン党の仲間に戻ることは出来ないことを思い出して思いとどまるんですよね。
弟アルマンとの関係が、弟思いを通り越してちょっとブラコンぽく見えた(笑)
最後の戦いの場面は、マルグリットもパーシートアルマンを助けるために戦うんだけど、これがあり得ないくらい強い。立ち回りがかっこいいんだけど、なんとなくアニメチックでもあり面白かった(*´艸`*)

ショーブラン役の石井一孝さん。
ショーブランは自分の信じる道をひたすら突き進む人なんだけど、いつのまにか革命で目指した理想からずれてしまっていることに何となく気づきつつ、マルグリットとの関係も含めて過去の栄光にしがみ付いて抜け出せずに目をそらして逃げ続けている印象。
そんな一本気で哀れなショーブランがパーシーやピンパーネル団に翻弄されているのがコメディとして面白い所ですよね。ショーブランが一生懸命やればやるほど面白くなるという(笑)
ポーカーフェイスを保たなければいけないショーブランを石丸パーシーと安蘭マルグリットが笑わせようとしているかのようにアドリブを仕掛けるもんだから、カズさん途中ガマンできずに吹き出しそうになってました(笑)

ロベス・ピエールとプリンス・オブ・ウェールズの2役を演じる上原理生さん。
強い目力らも相まってとても迫力のあるロベス・ピエールです。
ピンパーネル団に翻弄されてなかなか捕まえられないショーブランにイラついて、ショーブランを怒鳴りつける場面は、ショーブランとその部下に嫌味を言い続けてるんだけど、そのセリフの内容をよく聞くと結構笑える。
でもって、失敗した部下に嫌味を言い続ける上司いるよね〜とか思いながら観てました(笑)
2幕冒頭のロペス・ピエールの心情を歌い上げるこの作品での唯一のソロは、革命にかけた熱い思いや理想と現実の格差に対する苦悩などがしっかり伝わってきます。
対して、イギリスのプリンス・オブ・ウェールズ役では、声と話し方を変え、しぐさも優雅でありながらチャーミング♪なんだか笑顔までかわいく見えて、周りにちょうちょが飛んでそうなイメージ(笑)
ロベス・ピエールにしてもプリンス・オブ・ウェールズにしても出番は少ないんですけど、上原くんはしっかり存在感を出して印象付けてくるので、気になっちゃった人も多いんじゃないかと思います(*^m^*) ムフッ

デュハースト役の泉見洋平さん。
ピンパーネル団結成の前からパーシーと共に罪のない貴族たちを断頭台から救う活動をしているデュハースト。
パーシーを支える参謀的存在なんですけど、なんとなくピンパーネル団を結成した辺りからパーシーに振り回されてる感が・・・(笑)
デュハーストはパーシーとマルグリットの気持ちがすれ違うきっかけを作ってしまった責任を感じているのかな?

アルマン・サン・ジュスト役の松下洸平さん。
とても真面目で純粋な青年という印象。
でも、姉のマルグリットと一緒にいる場面では、急に「甘えん坊の弟」になってちょっと頼りないというか、子どもっぽく見えちゃいました。(笑)

ここからピンパーネル団の皆さんは、それぞれキャラが立っていながら纏まりもあって若いエネルギーにあふれてていいですね〜。プログラムの中に「部活みたいな」って書かれてたんですが、ホントそんな雰囲気でした(笑)
オジー役の久保貫太郎さんは陽気で憎めないキャラでとてもキュート。パーシーとの信頼関係も垣間見えます。
ベン役の久保田秀敏さん。デュハーストと共に団をまとめる副団長的存在。常に周囲に目配りしている感じが出ていていいですね。
エルトン役の多和田秀弥さん。陽気で団のムードメーカー的存在。いるだけで場が明るくなるような雰囲気があります。
ハル役の東敬介さん。一番の長身で貴族服がよく似合いますね。天真爛漫なお坊ちゃまという感じ。かわいいです♪
ファーレイ役の藤田玲さん。ファーレイは一見クールに見えるけど、意外と面白い人?(笑)独特のこだわりを持ってそうな役作りです。

マリー・グロショルツ役の則松亜海さん。
マルグリットの衣装係で、芸術家。ショーブランにつかまり断頭台に連れて行かれそうになったところをピンパーネル団に助けられた後、婚約者を助け出すためにフランスに戻るというとても聡明で気丈な女性。
すれ違うパーシーとマルグリットの夫婦とは好対照の強い信頼で結ばれたマリーと婚約者のカップルです。
それゆえ、マルグリットとパーシーがうまく行っていないのを目の当たりにして、心を痛める表情が印象的です。

ジェサップ役の川口竜也さん。
パーシーの執事のジェサップさんは基本ポーカーフェイスなんですけど、パーシーやピンパーネル団のメンバーが「イソギンチャク〜」みたいな派手な衣装を着てきた時に、堪えきれないという感じでニヤニヤしているのがツボです。
執事さんもつい笑ってしまうほど変な衣装だという事なんですね!こういう細かい演技好きです(o^^o)ふふっ♪

えーっと、覚えているのはこれくらいかな。
本当はもっと観たかったけど、今年はレミゼにかなりつぎ込んでしまったので、今は抑え気味にしてます・・・
また再演してくれるといいな♪



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