前日に引き続き4月23日の昼公演を観た分の感想を書きたいと思います。



 



朝、まだ人が少ない時間に帝国劇場の玄関口を撮ってみました。



 





 



そして23日マチネの役替わり表はちゃんと撮れていたので載せますね。



クリックすると大きい画像になります。





 



この時はバルジャンとジャベールが新しい配役で、どんな感じになっているのか始まる前からちょっとドキドキ。



まあ、佐藤くんと上原くんですから歌は全く心配ないですけども(笑)



 



そいうわけで、さっそくキャストの方それぞれの感想を書いてみようと思います。

ジャン・バルジャン役の佐藤隆紀さん。



演技面では多少吉原さんに劣りはしますが、それを表現力豊かな歌声でうまくカバーしています。



砦で最後の戦いの前までコゼットを手放したくない思いとコゼットの幸せを思う気持ちの間で葛藤している雰囲気があり、"彼を帰して"を歌い始める直前で吹っ切れたように顔をあげて眠っているマリウスを優しく見つめ、祈るように歌い始めるのがすごく素敵です。



世界に先駆けて最初にバルジャンを演じたコルム・ウィルキンソンさんのCDを聞いたことがあるんですが、なんとなく歌い方が似てた気がします。



 



ジャベール役の上原理生さん。



目力がすごいです!特にバルジャンに対しては絶対に逃すまいと瞬きもせず睨みつけていて執念を感じます。



バルジャンが法廷で「自分はここにいる」と証言した時は「くそっ、もっと早く気づいていれば!」と言わんばかりに歯を食いしばりものすごく悔しそうな表情。そこからの”Stars”ですから悔しさと絶対に捕まえてやるという誓いが込められていて迫力がある歌い方です。



2幕では学生たちに身元がばれて「さあ、殺せ!」と迫り、取り押さえられて座らされた後もジャベールが銃を向けてる見張りの学生に向かって「ほら、早く撃て、殺せよ!」とめっちゃ挑発してたんだけど、他のジャベもやってた?今まで私が気づかなかっただけ?



砦でのバルジャンとの対決では、ジャベールを許すと言うバルジャンに対し、驚きと戸惑いと恐れが入り混じった表情でバルジャンを凝視していて、ジャベールの中で何かが崩れ落ちた瞬間を観た気がしました。



”自殺”も、恐れや怒り、悲しみなどジャベールがこれまで抑え込んできた感情がすべて出てきたんじゃないかというほど髪を振り乱し、激しく歌い、最後は自分の尊厳を守ろうとするかのようにコートの前ボタンを留めてから身を投げます。



全力で役にぶつかっていっている感じで、この勢いで公演続けていたら途中でバテるんじゃないかと心配になるくらい、すごいものを見せてもらいました。



 



ファンテーヌ役の知念里奈さん。



若さゆえの考えの甘さも見え隠れしつつ、コゼットへの愛が強いファンテーヌ。特に工場を追い出されてからはコゼットのためなら何でもするという覚悟が感じられます。コゼットに思いを残しつつ、バルジャンの「コゼットを護り幸せにする」という言葉に安堵したように息を引き取るファンテーヌの姿に泣きました。



 



エポニーヌ役の屋比久さんとマリウス役の海宝くんは前日の感想で書いたので省略しますね。



 



コゼット役の熊谷彩春さん。



一番若いコゼットです。



初めてのコゼット役とは思えないほど落ち着いていて歌声もきれいですし、かわいらしいですね。



もうちょっと押し出しが強くてもいいかなとは思いますが、しっかり自分の意志を持ったコゼットになっていると思います。



これから舞台人としてどんどん成長していくのでしょう。先が楽しみです(*^^*)



 



アンジョルラス役の小野田龍之介さん。



今回初めてアンジョルラスとしてカンパニー入りした小野田くん。



子どもの頃からレミゼを観てきたというだけあって、堂々としたリーダーっぷり。歌もうまくて力強く説得力があるし、今回ジャベール役の上原くんが演じていたアンジョルラスにちょっと雰囲気が似ている気がしました。



 



テナルディエ役の駒田一さん。



踏みつぶされても刈りとられてもしぶとく生えてくる雑草のようなテナルディエで、生きることへの執念を感じます。



駒田テナルディエの場合、お金に執着して盗みをしているというより、ただ単に生きるために必要だから手に入れようとしているだけという感じかな。



 



マダム・テナルディエ役の朴璐美さん。



前日に観た森さんのマダム・テナルディエに迫力があったせいか、朴さんのマダム・テナルディエが随分控えめに見えてしまいました(笑)



とは言え、意地が悪そうな物言いをするけど、愛嬌もあって、旦那から見たらかわいいところもあるんだろうなと思わせる役作り。



これからまだ深化していきそうな予感がします。



 



22日と23日とで記憶がごっちゃになってしまって、これ以上は詳しく感想を書けないのですが、アンサンブルの皆さんもあちこちで凝った演技をされていて、本当にいくつ目があっても足りません。



何度観ても新しい気づきがある作品ですし、役替わりで何通りもの組み合わせがあって、それも何度もこの作品を観たくなる魅力でしょうね。



 



全国ツアーも含めた長丁場はまだ始まったばかり。ここからまたどう進化し、深化していくのか楽しみです。



私は6月の名古屋公演で2回、大阪で1回観る予定です。

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