ミュージカル好きな心理カウンセラーが書く観劇感想とその他もろもろ
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レベルが上がってきた証拠?
以前に私の師匠が「カウンセリングの腕が上がってくると、そのレベルに合わせるように難しい問題を抱えたクライアントさんがやってくるようになるよ」と言ってたんですよね。
その時は「へ〜」って思っただけだったんです。
でも、最近になって私の元に相談に来るクライアントさんの中に、なかなか手ごわい問題を抱えた人や、どちらかと言うと私が苦手なタイプの人などが増えてきてることに気づきました。

今までは私と似たようなタイプや私と似たような体験をして来た人が多くて、私自身も共感しやすいし、対応しやすかったんです。
それがだんだん難しい事例が増えてきて「これが師匠が言っていたことなのかな?」と思ってちょっと戸惑いつつも、がんばっております。

ゲームで言えば、レベルが上がるごとにだんだん難しくなってきたり、強い敵が出てくるようになったりするような、そんな感じ?
科学的に証明できることじゃないけど、現実にこういうことが起こるものなんですねぇ。面白いなぁ。

レベルが上がって新しいステージに挑戦する段階ならば、受けて立ちますわよ!(笑)
苦手を克服して、いろんな事例にも対応できるように・・・
心理カウンセラーの仕事は一生成長していくことが求められる仕事だから、この先もずっと挑戦し続けることになるんだろうな。
「レ・ミゼラブル」帝国劇場
今日は、「レ・ミゼラブル」を観に帝国劇場へ行ってきました。
チケットを忘れて行ってしまい慌てましたが、席番が分かっていたのでお忘れ券で入場することができました。
チケットを忘れたのは初めて。お忘れ券を発行してもらえてホント良かったぁ〜。東京まで行って観られないなんて悲しすぎるもん。

原作を読み終えて初めての観劇なので、何か感じ方が変わるのかなって思ったんですけど、どうやら私の中では原作と舞台は別物として処理されたみたいで、あまり変わりなかったかも。
だって、ストーリーを短くするために大きく変えられてる部分が多いですし、きめ細かく描かれたユゴーさんによる心理描写によって作り上げられたキャラクターのイメージと、演出のために変えられたり役者さんが作り上げたりしたキャラクターのイメージが違うのは当たり前ですからね。
でも、物語の本質を理解する上では原作の内容は役に立ったかな。

舞台と原作で大きく違うところは、アンジョルラスたちが訴えていたのが自由ではなく「貧困をなくすために、全ての子どもたちに無償の義務教育を!」という共産主義だということです。
自由を訴えていたのは18世紀後期のマリー・アントワネットが処刑された時の革命の話であって、19世紀のアンジョルラスやマリウスの時代は違うというのが、原作を読んで初めて分かりました。
原作はフランスの歴史の勉強にも役立ちますよ〜(笑)
舞台では18世紀と19世紀の革命が一緒くたにされちゃってる感があります。それとも、ミュージカルの製作者が分かりやすい演出のためにあえてそうしたのかなぁ?

今日は、前から5列目のサブセンターの席だったので、どこに誰がいるのかとか、役者さんたちの表情なんかもよく見えました♪



本日昼の部のプリシンバルキャストは、ジャン・バルジャン/吉原光夫さん、ジャベール/岸祐二さん、ファンテーヌ/里アンナさん、エポニーヌ/笹本玲奈さん、マリウス/田村良太さん、コゼット/清水彩花さん、テナルディエ/駒田一さん、マダム・テナルディエ/谷口ゆうなさん、アンジョルラス/野島直人さん でした。

また覚えてる範囲で感想を書いていきますね。
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小説「レ・ミゼラブル」やっと読み終えたぁ!
今年の1月から読み始めた「レ・ミゼラブル」の完全版。
途中で何度も挫折しながら4か月ちょっとかかって、やっと読み終えました!
私が読んだのは青空文庫で見つけた古い翻訳本なので、使われている言葉が古くて分かりづらかったり、しょっちゅう話がそれてなかなか本編に戻ってくれなかったりで、つい途中で飽きて投げ出しちゃうんですよね。それで、しばらくしてまた思い出したように読みだすという繰り返し(笑)
それでも完読できたのは、現在上演中のミュージカルの内容と比べながら、読んでいるうちに疑問に思っていた部分の謎が解けていったり、ミュージカルと原作の違いを楽しむことができたからかな。

ミュージカルは、上演時間内に収めるために長編小説を無理やり短縮してるから、原作と違うのは当たり前だし、その歪みからツッコミどころが出てくるのも仕方がないですね。
主人公ジャンバル・ジャンのエピソードは大体そのままですが、他の設定とかは話の流れとかはかなり違います。

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祖父の戦争体験
今日は祖母の命日だったので、祖父の家へ行ってきました。
そこで、気まぐれに始まった、祖父の戦争体験の話。
録音したわけではないので、覚えている範囲で書かせていただきます。
かなりショッキングな内容やグロテスクな内容も含まれますので、心の準備をなさってからお読みください。

祖父は、17歳で召集され、18歳で軍の指令部隊に配属、20歳で終戦を迎えるまで、命令が下るたびに偵察機に乗って、国内はもちろんグアム、サイパンなどへも飛んでいたそうです。

一番印象に残っていると言っていた場面。
とある中尉を小さな偵察機の後部座席に乗せ、サイパンかグアム(祖父の記憶があいまいのようです)へ向かう途中にアメリカ軍の攻撃を受け、後ろの中尉に声をかけたが返事がなく、当時ほぼアメリカ軍に制圧されていたフィリピンに危険を承知で、唯一まだ残っていた日本軍の粗末な滑走路に緊急着陸。
祖父の偵察機は3発の銃撃を受けていて、そのうちの1発が後ろに乗っていた中尉の頭を直撃、着陸直後に祖父が後部座席を振り返ったら、その中尉は頭をうなだれて動かなくなっていて、後部座席は血の海だったそうです。弾は中尉の頭を貫通し、機内の壁に突き刺さっていたとか。
後部座席は祖父のいた運転席から1mも離れていず、19歳だった祖父はショックでしばらく体の震えが止まらなかったと言っていました。
その後、祖父の偵察機の攻撃で穴が開いた部分を布と松ヤニを塗り重ねてふさぎ、また同じ偵察機に乗って報告のために日本へ戻ったそうです。もちろんその途中も敵軍の攻撃を掻い潜って。代わりの飛行機なんてないですからね・・・

終戦間近の頃になると、一度は特攻隊へ異動を命じられたものの、再び指令部隊に呼び戻され、今度は特攻隊が発信するたびに、それがどうなったか見定めに行くように命令されたとか。
要するに、敵の攻撃を掻い潜りながら、特攻隊の最後を見届けるという過酷な指令です。

特攻隊員として散っていった若者たちは、当時の新聞などでは堂々と格好よく飛び立っていったようなことを書かれていたようですが、実際は決してそんな恰好いいものではなく、「本当は死にたくない」と泣いたり、最後の水杯を交わすところで、ガタガタと震えて盃を持っていられない状態になっていたり・・・。
500キロの爆弾とわずかな燃料だけを積んだ特攻の飛行機に乗り込んだら、後は死ぬしかないんですから当たり前のことです。拒否することは許されません。

祖父は、飛び立った特攻機がどうなったかを見届けるために、何度も敵の攻撃を掻い潜り偵察に行きました。
仲間が目の前で次々と死んでいくのを目の当たりにして、言い表せないほど辛かったそうです・・・。
敵の軍艦に体当たりして散った者、敵軍に届かないまま爆死した者、敵軍に当たらなかったものの多少の打撃を与えることができた者・・・
敵の軍艦が沈んだのを見ても、嬉しくもなんともない、とにかく辛かったと。

さらには、終戦直前になると、特攻機もどんどん粗末なものになり、敵の軍艦に到達する前に翼で気圧で折れてなくなり
、爆弾だけの状態で落ちて行くのも多く見たらしいです。

戦争になると、人の命はゴミのように捨てられていく・・・虚しいですね・・・
祖父は「戦争は、人の命と経済をめちゃくちゃにする。大量のムダ金が戦争につぎ込まれ、大量の人の命が捨てられる」と語っていました。
本当にそうですよね。
祖父は、戦争体験を語ってほしいと言われているそうなのですが、70年前の話で記憶もうろ覚え、とにかく混乱した時代で、いつ何が起こったかは記憶があいまいなのと、大勢の前で辛い体験を語ることが苦痛なのだそうです。
どうしてもと頼まれて、戦争体験を話に行ったそうなのですが、「この場面とさっきの場面の順番はどうなっているのか?」「さっき言っていたのはいつのことか?」などと聞かれ、困り、責めたられているようでしんどかったと。
気まぐれに私たちに話すのは質問攻めにあうこともないし、自分が話したい時に話しているので大丈夫だそうです。

戦争体験を聞くのは良いのですが、聞く側の方々にお願いがあります。
語る側は高齢なこと、思い出すのも辛い内容を一生懸命語っていること、記憶があいまいな部分もあること、これらを承知した上でご配慮いただきたいなと思います。